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■月　●日　　No5157

　一歩前違えればインシデント案件だったスキャッターライフルですが
　無事エレンのマジックショップから買い戻せました。
　まあそんなことだろうと思った。どうせカッコよく変形する程度の
　効果しかない杖なので、二束三文で引き取ったとか。
　まあ、儲かるのはエレンのマジックショップって話なんですがね。
　弾丸結局買ったし。

　ほかにも私には護身用にとボルトガンというデリンジャーみたいな
　代物が届きました。私みたいな射撃が下手くそでもそこそこ当たるらしい。
　当たるってだけで、ちょっと痛いだけという護身用程度の兵器
　というかこれだけで魔法使いや妖怪にとってはかなり厳しい武器だ。
　なにせ集中を途切れさせ、魔術を場合によっては暴走に追い込み
　自爆させるのが本当の目的だからだ。

　まあ弾数なんか４発しかないわけよ。本当は１２発あるんだけど
　三点バーストだとかで、発射できるのは４発だけ。
　まあ、もらえるだけありがたいと思えってやつですよ。
　ちなみに集中を止めるのが目的なので、妖精には効果が薄いです。

　いや、私が困っているのは妖精であって妖怪じゃないのよ。
　私にもスキャッターライフル支給してくれないかねえ。
　えっ、使いこなせない？
　
　

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■月　●日　　No5156

　今回香霖の店に立ち寄ったのには理由がある。
　月面人が使用できる兵器群のうちいくつかを我々が使えるように
　カスタマイズした代物が到着したので、こいつを届けるためだ。
　今後のためだが、使いたくないもんでもある。
　本人以外に利用できないようにもしている。そうじゃなきゃ
　霧雨のご息女に拿捕じゃなく盗むじゃなく　まあ色々されそうである。

　こいつの効果は対人戦オンリーである。妖怪相手には全く
　役に立たない。てか銃全般があまり役に立たないともいう。
　ちょっと射線を崩せば当たらないとわかればいくらだって
　対処の仕様がある。つまり弾幕よりも密度も低い単発兵器など
　あまり妖怪退治に役に立たない。役に立つのは榴弾とかの類である。

　こんなあなたにスキャッターライフル、まあ言っちまえばショットガンの
　ちょっと高精度な奴。てかショットガンのメリットあんまりねえよなって
　代物でありまして、相手の運動能力だけ奪えば十分と言う
　まあ護身用兵器である。

　だが月面製なので命中精度は折り紙付き、多少のずれは自動標準する。
　その意味ではかなり強力。たぶん。

　ここまで説明したところに噂をすれば影である。
　あのクソ魔導士である。早速こっちが持ってきた杖に見える何かに
　興味を示した模様。ただの飾り程度の使用方法しかないって
　説明しようとしたら。

　なぜかスキャッターライフルがアクティベートしたじゃないですか。
　ああ、これ認証ザルだわ。って気づいた時には遅い。
　幸いなのが空チャンバーだってこと。攻撃のため変形したライフルは
　やっぱりもっていかれたのでありました。
　あとで苦情出すよ。

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■月　●日　　No5155

　久々に香霖のところにお邪魔したんだが、まあ忙しそうで何よりだ。
　ものすごく恨めしそうな目で見られたが知ったこっちゃねえ。
　多少やばそうなアーティファクトを置いたくらいで大したことはないだろう。
　すいません。ごめんなさい反省してます。どうみても産廃を置きました。
　
　さて、なんで私が香霖のところにいるかと言ったら、
　うちの会社の一般社員が狙われる事案が起こっているからである。
　先日発生したテロもなんとうちの社員を攫うのが目的だったのだそうで
　だからこそ妙に早く部隊を展開出来たり返り討ちにしたりしていたんだなと
　いうところだ。

　彼らの目的は月面人たちである。
　なにせ顕界は目下異変発生中で泥沼状態である。
　金がある奴らは月面人の存在とそのテクノロジを知っているんだとかで
　彼らに異変を解決させればいいと思っている。
　もちろん月面人はそんなもんに手を出さない。
　
　連中は月面人は先駆者って言ってるんだとかで、当人にとっては迷惑極まりない
　それが私企業である我々が独占しているのが気に入らない。
　金の力でそれを引き寄せたいと思っている。
　それができそうな者を拉致してでも手に入れたいと思うみたいで
　合法非合法問わずって流れになりつつある。
　一歩間違えれば戦争待ったなしである。

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■月　●日　　No5154

　幻想郷の食い物に賞味期限はない。昔だったら匂いを嗅いで
　安全をある程度確かめて食っていたが、現在ではそんなことをやったら
　労働安全衛生上のインシデントになっちまう。
　特に博麗の巫女の悪食はやばい。本当に食えればいいのかって
　感じになるので、たまに廃棄するときもある。

　めっちゃ恨まれるけど、お前が腹壊すと困るんだよ。
　貧乏神が捨てた食い物食って悶絶しているのを見ると却って困るんだよな。
　絶対薬代で破産させる気だろうって思うがそこは大丈夫、某黒くて
　匂いのひどいあの薬を投入すれば治るぜ。

　まあ最近はおなかすいたら紅魔館にたかりに行っているそうだから
　そっちの方がずっといいと思う。あそこなら食材は新鮮だし
　なにより栄養価もまともだ。無理に塩を使いまくって無理やり保存食に
　していないのもポイント高い。

　燻製室があって、結構燻製の食べ物とかも食えるんだよな。
　今は無理だけどな。

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■月　●日　　No5153

　博麗の巫女が使用している陰陽玉。こいつを色々と言うことができるが
　うちの内部でのコードネームが「センチネル」となっている。
　監視員の意味を成しているこの言葉は陰陽玉を通じて博麗の巫女の動静を
　確認できるという意味でもある。故意に作られたセキュリティホールともいえる。

　もっとも今どこにいるとか程度の情報であり、一挙一動がわかるわけでなく
　博麗の巫女がピンチになった時に救援しやすくしましょうって意味合いくらい
　の運用しかされていないと思う。
　
　いや、これの正式な使い方は。
　以前博麗の巫女がピンチになっていたのを目撃した私は
　会社に通報しようとしていた。指示されたのは、マーカーを追えって内容。
　てかね、みんなピンチに入り込む気満々のギャラリー数名を発見したのだ。
　ええ、あいつら・・・っていう感想しかありませんでしたよ。

　センチネルには色々な通信ノードがあることは知っていたが、
　その通信ノード数は想像以上に多いこともわかってきた。
　このノードに「ガーディアンエンジェル」という名前を勝手につけた。
　そりゃ、ピンチになりにくいわけである。露払いをしている者がいるって
　ことだからだ。

　いやピンチになる前に助けろよって思うのは私だけ？
　

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■月　●日　　No5152

　突然ですが、うちの人間がテロに巻き込まれました。
　結果、相手は人生のむなしさを知って去っていきました。
　まあ潰されたわけですな。仕方ないじゃないですか。
　彼らにとって想定外の事態がこれだけ起これば今日は厄日だと思っても
　仕方ないし、現実逃避したくもなるでしょう。

　まあうちの関係者がたまたま爆弾テロに巻き込まれたってことです。
　当然、あたりは大騒ぎ、恐怖を与える内容となるはずです。
　まあ不運だったのはそこにネタをネタにするあかんやーつが居たって
　ことですね。

　爆発の後、いや爆発したら何も残らないのだがそこに
　衣服がボロボロになってアフロになったおっさんが
　よろけながら歩いていきました。
　顔は真っ黒になって口からは煙を吐き出しております。
　
　誰が見てもパフォーマンスです本当にありがとうございました。
　マジで受けました。投げ銭があちこちから投げられました。
　ガラスを割ってしまったお店にそのお金は行きました。
　爆薬大杉って言われました。
　
　犯人と思われた人は投げ銭を拾っているところを警察に連行されていきましたとさ。
　まあヴィヴィットがゲームマシンをハックして盗聴していた連中が
　たまたま爆弾テロを企てていて、そいつをネタに魂魄が甘粕さん誘って
　あのドッキリをやったって話。つまりあのアフロは・・・。

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■月　●日　　No5151

　最近困ったことがある。友人が白髪交じりになっているのに
　自分の髪の毛は黒い。というか薄くならない。
　それはそれでよいことかもしれないが、いやそれだけリセット回数が
　多いともいうのだ。これを素直に喜ぶべきなのかいや色々あかんやつだろこれは。
　
　病院に行く必要がないっていうのはありがたいが、いやそれでも
　定期的な診察や採血などは必須である。
　幻想郷に行くたびに採血しないとダメになっている。
　まあ、前も似たようなもんではある。
　どうせ健康なのだから問題ないのではとも思うが、別の病気とかを
　もらってきたらって言われたら仕方ないと思う。

　っていうか霊能局の連中は採血していないって事実にいらっとする。
　まあ、行く頻度も明らかに違うし、あいつらは概ね人間をやめている
　と思っているので本当に要らんのかもしれないね。

　まあ成人病とか、癌とかとは無縁でいられるのはきっと
　素晴らしいことだと思うんだよね。
　うん、今はそれで納得するしかない。保険の金額が妙に安いというか
　がん保険はかならず掛け捨てじゃない奴に入ったほうがいいって
　感じではあるが、まあ困らんか。

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