幻想郷の食べ物事情についてよく聞かれるのでまとめておく。
幻想郷でおむすびは贅沢品である。そもそも白米を炊くことが幻想郷では難しい。
昔ながらのかまどでご飯を炊くわけだが、一定火力を維持し続けなくてはいけないため、片時も
その場を離れることができない。 少女ひとりの生活ではなお難しい。
幻想郷の魔法使いが、捨食の魔法を使いたがる理由もこの辺にあるようだ。
では、彼女たちはどのような食生活を送るのか? 基本的には雑穀を中心とした「雑炊」である。
味噌などで味付けをした雑炊はこれはこれで結構美味しくいただける。
霧雨店で色々な食材を手に入れることはできるが外の世界と違い、季節により品揃えにムラがある。
もっとも我々の物資によって最低限の底上げはされている。
以前閻魔様が博麗の巫女とお昼を共にしたとき、巫女様がおむすびが重箱に詰められているのを
見てとても驚いていたという。
閻魔様は文明の利器を使っているから、実はあまりありがたみが判っていないようだ。
紅魔館の食事は恐ろしく質素である。 そもそもヨーロッパ系の食事に期待するのは
大きな間違いだ。 紅魔館の食事が食えたものではないというのは言いえて妙である。
外の世界の人間ならおそらくまともに食べられないだろう。
パンは固いのは当たり前だし、スープは肉をただ煮込んだだけのものとかそんなものだ。
ぞんな有様であるから、メイド長目当てに紅魔館へ行ってもあまり期待してはいけない。
一方で紅魔館のお菓子は絶品である。 糖尿病が怖いが炭水化物はお菓子でカバーしないと
いけないだろう。
この辺のギャップを楽しめるようにならないと幻想郷で商売をするのは難しい。