久しぶりに香霖のところに納品に行くと、商品がまた増えていた。
奥で転寝をしいている香霖を強引にたたき起こし倉庫の整理をする。
通路に物を置くな。 照明暗すぎ。 お釣銭の管理くらいしろといった按配である。
挙句お前のほうが商売に向いていると言われて頭を抱えた。
売り場をまさぐっていると、見覚えのある金属製の円筒形の物体が見つかった。
香霖は中の式神を起こすと爆発すると言う大筒だと言っていたが、
それは紛れも無く不発弾である。 一気に体温が奪われる衝撃を感じた。
急いで配達車両に戻り、ホットラインで冴月や岡崎を呼び出すも二人ともOFFでいない。
このまま放置するかとも思ったが、香霖の身の安全が重要である。きびすを返しどうにか
不発弾の下に布団を置いて固定することに成功した。
香霖は私がなぜこのような行動をするのか理解できないできょとんとしている。
本人は爆破なら慣れているから問題ないというのだが、そういう問題ではないだろう。
このまま絶対動かすなと念を押して会社に報告しようとすると視界に黒い魔法使いが
映っている。人形使いのアリスも一緒だ。
しまった。 倉庫の中に眠っていればよかったのに、いや本質的には良くないのだが
そして案の定、人形があの不発弾を運んでいるではないか。
その後この不発弾は黒い魔法使いによって起爆されたようだ。その威力に感動したのか
香霖にもう一個ないかと聞いたらしい。
なんか色々な意味で疲れた。