□月 ▼日 No 157 プリズムリバー家リフォーム工事進行中


プリズムリバー家の復旧作業は進行中。 ほとんど復元工事と化しており朝倉指導のもと工事が続いている。
この建物の構造については、稗田家の資料でもあまり参考にならなかった。
そもそも阿礼乙女に建築の知識などないから仕方のないことではある。 ある程度参考になったのは紅魔館の構造だが
最近は紅魔館もデスマシン妹君の部屋を中心に近代化が進んでおり、調度品しか参考になるものがない。
大喜びなのは、考古学者たちである。 うちの会社は妖怪対策のために多くの考古学者を社員として迎えており
今回のプロジェクトでは12人というかなりの人数が投入された。


問題は土木工事のスタッフである。 すでに新結界のプロジェクトが進んでいるために重機が分散している。
サッカー会場建築のための重機が合流しだしたのでそれまでは妖怪の力を借りることになっている。
おかげで人件費がうなぎのぼりである。


久しぶりに現場に行くと、中は養生シートで囲まれていて修復はかなり進んでいた。
人間と妖怪の昼夜二交代での工事である。 もっとも外観以外の構造部分においては近代的建築技術が用いられている
ローハイミックス建築と呼ばれる方法だ。 
幸い、三姉妹はいつも忙しいらしく家を空けていることが多いから仕事は順調に進んでいる。


その空いている建物に別の騒霊が住み着いていることも発覚した。 
阿礼乙女の記憶にも忘却のかなたに追いやられている彼女はカナ・アナベラルというらしい。 
私が素で驚いていると、本人は大喜びである。
彼女が現れたら驚いた振りをしてくれと指導してあるらしく関係は良好である。 これで三姉妹が戻ってきたら
救いようが無くうるさくなりはしないだろうか。
私もそろそろ復元完了した調度品を運ぶことが増えるだろうから、これからの工事進行が楽しみではある。
なお完成は結界再形成一週間前というのはちょっとタイトな気がする。