妖怪たちが社会に浸透するための手段は意外なほど多い。
一般的な発想では戸籍を買うといった方法しかないと思ったら、実際はそうではないらしい。
仏国では外人部隊という制度がある。 ここで一定期間働くことで仏国の国籍が手に入るのだ。
妖怪たちは自分の身体能力の高さを生かして、軍籍ではかなりの活躍をすることができる。
除隊後はその能力を買われて警備会社やそのまま軍に入ってしまう者もいる。
仏国は妖怪たちが外人部隊に流入していることを知っていながらそれを放置している。
彼らにしてみれば、資源にも等しい妖怪たちが黙っていても自国に忠誠を誓うのだから
これほど美味しい話はない。
妖怪たちの経済圏からお金を借りて商売を始めると、商売を始めるための支度金と一緒に
戸籍が手に入る場合がある。 ただしこの場合は逃亡防止のための保険がついている場合が多い。
妖怪の殺害についてはどこの国の警察もノータッチでなので、概ね暗殺されるケースが多いようだ。
暗殺されかかった妖怪が冴月に助けを求める場合があるが、この場合はケースバイケースで処遇が決まる。
こういった妖怪は幻想郷でも揉め事を起こす場合が多いので特別な理由以外は却下されると思ってよい。
実は月人が亡命してきたときのマニュアルもあるのだがそれはまた次の機会としよう。