◇月 ◆日  No196 部下に面接なんてやらせるなよ


朝倉が面接官の仕事をめんどくさがるのでよく私と魂魄が面接官の代行をやらされる。
北白河に言わせると、朝倉の姿を嘗め回すように上から下へ見る視線が嫌らしい。
今日は幻想郷ではなく外で働く学生バイトの面接である。 要するに普通の検品業務だ。
学校が始まるとこうした仕事がちょこちょこやってくる。
北白河がてきぱきと履歴書を処理して朝倉の席へと持っていく。
朝倉は履歴書を幻視することで、その人物の特性をある程度知ることができるらしい。
よって私のところにやってくるバイトは、それなりにまともな人物ばかりである。
少なくても特技が弾幕ごっこですというバカはいない。


私が重視してるのはやる気と自主性である。 あと意外に思われるかもしれないが根性も重要な要素である。
何かをやってミスをするのなら文句は言わない。 逆に消極的な行動ゆえに手遅れになって
トラブルになったら叱る対象となる。
アルバイトとはいえ、単純に働いてお金をあげるだけではいけないというのはボスの持論である。
可能なら社会に出る前にきちんとしたルールを学んでもらってから、世に出したいという。
企業において、こうした社会貢献を考えることは非常に重要なことだ。
少なくてもうちの会社でアルバイトをした人間が他の会社でうまくいくようにすること。
それが社会貢献の一部であると考えるのである。