□月 ●日  No801 801


会社に来たら久々に閻魔様に出くわす。 
なぜか本を読んでにやにやしているので覗いてみたら典型的なレディコミだったので
思わず絶句する。 閻魔様がさすがにこんなものを読む事実に驚く。


ボスと閻魔様は古くからの友人関係と言われている。
同時に隙間妖怪との情報を交換をするために会っているという話だ。
隙間妖怪は幻想郷の中でもトップクラスの影響力を持っている。
彼女の一挙一動は閻魔様たちにっても懸案事項なのである。


閻魔様も最近姿を見ないと思っていたら単に行き違いになっていただけだと知って
自分の仕事も忙しくなったんだと色々感じ入る。
実際遠くに仕事へ行くと移動だけで時間がかかるため、会社にいる時間が減るのである。


少しだけ話をしたら、最近会社に通うようになったのは福利厚生のために作った
レーニングジムが新装開店したからだそうだ。
顕界でしこたま甘い物を食べて、そのまま事務仕事していたせいで
すこし太もも周りが太ったというのが本人の弁である。
死神の小町嬢もいるというので行ってみると、胸の大きさのせいでなにやら動きが重いようだ。
ここで有酸素運動をすると体にいいというので謂われに拘る妖怪たちは
必死にトレーニングするのだとか。


さっきから読んでいるコミックを盗み読み。エイリアンである美男子とほかの美男子との三角関係に
悩む女の話のようだ。 怪しいUFO番組のような展開に呆れるやら驚くことしきり。
まさにオチも意味もないがカッコよければいいのかもしれない。



さて何故こんな話を今書いているいるのかって?
そう今回は801回。
ヤマなし オチなし 意味なし といえば 801の典型的展開である。
そしてヤマは同時に閻魔様をさす言葉でもある。
閻魔様が仕事をお休みする日それがまさにヤマ無しと言えるかも知れないだろう。