久々に会社で閻魔様こと姫ちゃんを発見したと思ったら、肌をしっかり焼いていて
思わずずっこけた。 これからお盆になるにあたり閻魔様も休日なんてとれやしないわけで
この時期にローテーションを組みつつ休みを取るのが一般的らしい。
何日も休みを取れるわけではないとはいえ、幻想郷に居ると妖怪達を叱りに行ってしまう
性格のためボスに何とかして欲しいと社長から相談が来たのが数日前の話。
酷いケースだとロックオンされた相手に数時間単位でずっとお説教をかます。
まさに大迷惑極まりない。
そこでボスが提案したのが顕界での慰安旅行。顕界というのがポイントで、
顕界なら交通機関もしっかりしており時間の予定もつきやすいという。
成る程上手いこと考えたなと思う。
霊能局で、パスポートがすぐに用意されたのはびっくりした。
小兎姫が備えあればなんとやらだと言っていたのが印象的だ。
いざとなったら妖怪の身分証明書くらい作れるといったところなのだろう。
八雲商事が幻想郷から妖怪をヘッドハンティングしているにもかかわらず
顕界で平然と働けるのもそのせいなのかもしれない。
そんな閻魔様の旅行だが、やはり飛行機だけは慣れなかったらしい。
実は幻想郷出身の妖怪一般全てに言えるのだが、飛行機が総じて苦手だ。
よく運転できる人が助手席に乗ると、ついブレーキを踏むような動きを
反射的にしてしまうのと同じような行動をしてしまう。
当然椅子に座っているからGの行き先は内臓に行って、ちょっとした
胃もたれみたいな現象を起こすらしい。
閻魔様は胃もたれのせいで機内食が美味しくなかった。 修行が足りないと
仰っていたが、北白河が美味しい機内食なんてないですからご安心くださいと
言っていた。 言わんとしていることはわかるが、それが閻魔様の逆鱗に触れて
珍しく北白河が説教の対象になったのは珍しい光景である。
それほど長くない説教だったが、確かにこれは疲れると北白河も唸っていた。
まさか褐色肌のまま裁判をやるのかと思ったが、幻想郷に着いたら
きちんと処置してから公務をするから大丈夫だという。
それを聞いていた周囲の連中が勿体ないと叫んでいた。
閻魔様も「確かにリソースの無駄」だと言って閻魔様は納得していたが
連中は全く違う意味でそれを言っているのを誰か指摘するべきだと思う。