□月 ●日  No1568 幻想レーティング


メリーが社食でレンコと話しているのを小耳に挟んだのだが、
大師様が想像以上に性に関してオープンな発想で驚いたという。
ここに朝倉が加わり、ちょっとした猥談会がスタートした。


まず幻想郷と、顕界の根本的な違いがある。
それは「処女」の定義だ。 顕界では性交をしたことがないことが求められるが
幻想郷では結婚していない人が即ち処女という意味で捉えられる。
ここが重要である。
特に妖怪達は上記理由で自らを処女と言っている点は注意しないと駄目だ。
そこを勘違いする顕界の男が多いのも問題となっているらしい。


大師様が割と性に対してオープンだったのは実のところ歴史上当たり前のことだと
朝倉が言っていた。ただ、現代では性病などの知識が増えたことによって
完全にオープンではなくなったという見解のようである。


特に妖怪達や魔法使いは結構年齢が行っている場合が多い。
男性経験もそれ相応にあると考えるのが正常であると思った方が良いようである。
だが朝倉の話では、無い人は本当にない上に性交渉を毛嫌いしている者もいるらしい。
そこのところは顕界も変わらないというのがレンコ談。


面白いのは幻想郷で幻想入りしたエロ写真集が飛んでくるときがあるそうだが
なぜ性器を隠すのか未だに理解されていないらしい。
大師様が有り難いものなのに何故塗りつぶすのか理解できないと言うのである。
言いたいことは分からないでもないがそれはあまりにオープンすぎるような気がして
ならないのも事実だ。


このように幻想郷では、性意識が顕界と大きく違うのだが
彼らには彼らのルールがあるのでフリーだと思って何でもありだと思ってはいけない点は
注意されたい。