□月 ●日  No1801 異変解決に当たるデストロイヤーども


八雲商事とはこの幻想郷において物資の補給任務に当たる一応の私企業である。
そこにおいて、幻想郷の異変解決に当たるデストロイヤーもとい巫女達が我々にとって
どのような位置づけになっているのかを紹介してみよう。


博麗の巫女 フルネームは博麗霊夢とかいうらしい。はっきり言って迷惑発生源としては
ほぼ最強であり、何者にも囚われないすなわち我が儘である。
彼女と接すると鏡と会話しているような気にさせられると誰かが言ったがほぼ間違いないと
言えるだろう。 紙幣の概念を理解していないので、多額の札束をゴミとして
燃やそうとしているなどもうちょっと何とかならなかったのかと思う。
異変解決の場合、基本的に彼女に何かを依頼するというより、いつの間にか元凶がどつかれている
と言った方が正しいようだ。本人は自分を貧乏と思っているようだが、賽銭箱に入っている
紙幣を回収した上で総合するとここしばらくは黒字である。 


霧雨のご息女 フルネームは霧雨魔理沙とかいうらしい。博麗霊夢よりははるかにマシだが
うちのボスは結構心臓が締め付けられる思いをしている。魔法使いだけに一応、論理的に
ものを考えることができるが、生活のために盗みを働くことが多いため迷惑には変わりない。
異変解決の謝礼金を彼女がピンハネしている場合もある。商売人の娘だけにその辺は
ぬかりないと思う。 八卦炉は当社の管理物であり、香霖堂にて修理する振りをして
交換を行い定期メンテナンスを行っている。これは魔術のバックドラフトを防ぐための措置である。


自称現人神 フルネームは東風谷早苗とかいうらしい。最近幻想郷にやってきたため
なれるまで相当の時間を掛けることになった。これはある意味仕方ない部分である。
外の世界の人間だったため商品を誤魔化せないという面倒さがある。
しかも思考は外の世界にいた頃から浮世離れしていた為、要注意を通り越して大迷惑だった。
そもそもバックにいる神様に問題があると周囲は言っているが、どう考えても
周辺環境のせいだろうと思っている。故に我々としても責任を感じている部分がある。


このように幻想郷で異変解決に当たる迷惑発生源三人を挙げてみた。
ほかにもメイド長やら白玉楼のお庭番とかがいるが、こいつらは基本レギュラーで行動しないので
たぶん大丈夫である。 なお二人は任務の上では基本忠実なので、コントロールしやすい。
もちろん失敗すると、今私がいるような場所に飛ばされるわけだ。


私が今どこにいるって? 聞くな。