□月 ●日  No1816 エネルギーの後始末


この幻想郷においてエネルギー問題は色々頭が痛いところでありまして、
変なコストを掛けたところで毎度ペイできるわけではないわけでして。
幻想郷でエネルギー革命を起こしたところでコストばかり掛かって仕方ないわけでして。


一応灼熱妖怪を用いた発電システムはきちんとできたもののエネルギー過剰で
せっかく出来た電力は廃棄状態が続いている。
幻想郷においても電力を保存するのは不可能に近く、余剰電力を魔界に送ったまでは
よかったが、電飾システムが省エネ化してしまっているそうで余りまくりは改善されていない。


地上に電力を持って行けばいいのかというと問題がある。変圧器を何台も取り付けなければ
ならず想像以上にお金と工事と人員がいるという有様。
なにが幻想郷のエネルギー革命なのかさっぱりわからない。ほとんど発電所
全予算を使い果たしただけとはいえ、とんでもない無駄遣いになっている。


妖怪の山まではとりあえずケーブルをつなげたが高圧電線が地底の生物に影響を与えるということで
これまた問題となっている。 モグラやら色々いるのだが、やっぱり高圧電線による電磁波は
地底妖怪に対しても迷惑をかけるようだ。やっぱり新エネルギーは幻想郷でも幻かもしれない。


一応、例の神社のお姉さんは余った電力をどこかに使えないか検討しているようだが
困ったことにこの発電システム一度動き出すと止めるのが難しい。
設備の老朽化をもうちょっと考えろと言いたいところだ。 色々心配になってくる。


ボスは設備のダウンサイジングと規模縮小を願っているようだ。
つくったものには最後まで責任を持って欲しいというのが個人的希望だが。
果たしてうまくいくかはわからないが。 困った話だ。