□月 ●日  No2069 衝突前に


なにを考えているのかさっぱり分からないが、三馬鹿と、大師様とか某神社のおねえさんを集めて
会談を開くという企画があるらしい。それぞれがそれぞれの立場でものを言わせるというのもあるが
ある程度話し合い向きの三人組が揃うことに意味があるとのこと。
だが、そこにデストロイヤーどもも参加させることから考えられる結論は、
三人組に幻想郷のルールを知って貰うことにあると考えている。


一応場所は稗田邸を予定している。書物関連の保全のため、うちのスタッフが総出でなにやら
結界を張りまくっていると言う状態。
幻想郷縁起が破壊されたら、連中が好き勝手に歴史を捏造する可能性があるからである。


それでも敢えて稗田の邸宅を利用したのは、幻想郷縁起を人質にして三人を集めるためでもある。
それを知っているのか知らないのかは分からないが、恐らく彼女たちは分かっていて
集まっているのだろうとは思う。


実は三者会談の実態はあまり問題にならない。衝突することの愚くらい連中は理解している。
問題は控え室の状態で、ここにいる連中が変なことをしないようにすると言うのが
ミッションである。 浅間が巫女の服で玄爺に乗っているところをみると博麗靈夢じゃないかと
錯覚するときがある。


それにしても想像以上に連中が食い物で買収されるとは思わなかった。
彼らにとっては稗田家に置いてある食べ物は未知の甘味であるらしい。
饅頭を大量入荷すればよいと言われたが果たしてそれでいいのかと思ってくる。


いずれにしても会談は数日後だ。それまで結界とブービートラップ敷設が続くのである。