□月 ●日  No2202 意外と最近


八雲商事は幻想郷に塩を送っている会社というスタートがあるわけなのですが
実のところ塩を大量生産できるようになるまでは、苦難の連続でありました。


塩の安定供給ができるようになったのは実は最近の話です。
意外に思われるかもしれませんが、八雲商事という公社が生まれても塩の安定供給には程遠く
結構苦難が続いていたのですね。 
特に価格変動に対しては八雲商事も成すすべもなく高騰するたびに八雲商事のお台所事情が悪化するという
事態を何回も繰り返しているわけです。


実のところ、八雲商事も物資の補給と言ってますが、お金だって無限大ではないですし、
できることに限界はある。その都度幻想郷は色々混乱が起きてましたから、博麗の巫女も
想像以上の消耗品ぶりという有様だったと聞いています。


最近色々なものが復活していますが、実のところ幻想郷の運営に余裕ができたからという
理由がとても大きいです。余裕が出来なければ問題児をぼんぼん復活させることはありません。
ある程度のめどが立ち、しばらくの間安定した暮らしをさせることで、幻想郷と一体になったほうが
遥かに最終コストが安いという身もふたもない計算によるものです。


ちなみに八雲商事も現代のように色々な商品が取り扱えるようになったのは
実は最近のことだそうです。
お酒と塩はかなり前から多く送っていることは知られていますが
他の物資に関しては本当に最小限しか送られてなかったのです。


その証拠に、幻想郷縁起が紙としてきちんと機能しだしたのって割と最近なんですよ。
本当に。 最近は複写も仕事になってるそうです。