□月 ●日  No2205 幻想測量法


幻想郷でたまに行われる測量があります。 最近はGPS装置を用いて定点観測することが多いのですが
幻想郷でもたまに測量が行われるわけですね。
幻想郷で用いられる測量法はいくつかの種類に分けられます。 まず紐を使った測量です。
幻想郷住民は空が飛べるので地形効果に影響を受けることがありません。
そこで今いる場所から垂直に飛行してそこから測るというやり方が割と用いられます。
実際には風の影響であちこち振れるのでそこまで正確ではありません。


最近用いられる方法として弾幕を利用した距離測定法があります。
レーザー系の弾幕を利用したやり方です。 
元々、スペルカードによる弾幕には射程距離を設定でできるパラメーターがあります。
そこで、身代わり呪符を定点に設置して、ごく弱いレーザーをあてるわけです。
命中して呪符が破損したらその距離を記述します。 ひどいやり方ですが割と多く用いられています。


この方法が用いられるのにはもう一つ理由がありまして 妖精たちが買い食いをするためのお金集めに
利用できるからというのがあるのですね。 威力の小さな弾幕でも妖精たちに当たると一応痛みもなく消滅します。
それで身代わり呪符の価格の8割ほど払うと、妖精たちは満足して自分も自分もと言って寄ってくるのです。


そんなわけで身代わり呪符を用いた測定方法は妖精が近くにいないとか、妖精が勝手に動くなどが
ない限り用いることはありません。
もちろん、顕界の測量方法を用いることもありますが、それは本当にたまにという状態です。


流れ弾が当たったら大変かって?大丈夫、威力はほとんどありませんから、命中してもちょっと熱いくらいで
済みますよ。 その前に邪魔だからどけと言われますが。