□月 ●日  No2276 緊急動員


八雲商事という会社は幻想郷で不足する物資などを補うために存在しているところであります。
幻想郷という閉じた世界で妖怪も人間も食い物を完全に自給するのはほぼ不可能です。
年末進行でくそ忙しい状況ではありますが、こんな時期に変な動員がかかると本気で殺意が湧いてきます。
特に燃料周りが不足しやすい状態の時にこのような動員がかかると色々泣けてきます。


動員というのは妖怪の緊急搬送のことです。しかも大勢とあってふざけるなって話になります。
妖怪たちが一体どこへ行くのかは謎ですが、心当たりはあります。混怪というイベントです。
もちろん年末に直接いけない人のために前情報の配布などはやっているみたいです。


幻想郷から顕界に行くのだから別に問題がないと思う人がいるかもしれませんが通常なら
空っぽの台車だけ運べばいいので燃料はたかが知れているのですね。
しかし、これが色々載せるとなるとマジで燃料が溶ける溶ける。幻想郷から顕界に出た時に
幻想郷で十分加速してそこから慣性走行で燃料をケチる手段が日常茶飯事的に行われているのですが
それが出来なくなる。マジで糞です。 ふざけるなというレベル。


ただ、隙間妖怪にすべての責任をかぶせるのは色々酷です。どちらかというと今は顕界で起こっている
政変に対応する為だそうで、妖怪たちも動員されているところをみると色々思うところがあるのでしょう。
それにしても大量の燃料を一時的に幻想郷に備蓄する為、備蓄燃料で貨車が一個使われる状態で
予定されている輸送計画がいろいろ吹っ飛んでいるのはかなりイライラします。


今回の一件は結構ストレスが溜まっておりますが、こういうことは割と何度も発生しておりまして
仕方ないと思いつつもタイミング見ろよと言うしかありません。