□月 ●日  No2459  じめじめとした日が続きます


幻想郷の梅雨というのはかなり始末が悪いものでありまして
食糧の備蓄が困難になるという点で極めて危険な状態であると言えます。
食糧が一歩間違えると腐ってしまうこともあり、かなり困る事態である。


この時期意外と重宝されるのが氷妖精だ。
彼女が冷気を出すときに周囲の湿気を吸い込むと言う特性がある。
また、物を冷凍保存すれば食べ物を長期保存できるようになる。
問題は買収コストと、実結果の割があまり合わないことだ。


たべるものが腐ってしまう問題については妖怪たちも相当苦労している。
ある意味冬より始末が悪い。保存食という概念を得ることで食糧を
安定確保することが人間の能力だとすれば今の時期これほど困ることはない。


また体調を崩すもの、食中毒になる者も続出する。
幻想郷で食中毒になると本当に死ぬので注意が必要だ。
きちんとした施設で治療できればいいが、治療できないと本当に死ぬ。


しかし幻想郷の住民が意外とタフらしく、顕界の人間なら食中毒に
なりそうな案件でも、平気だったりするのはよくある。
薬屋は単に八雲商事の連中が内臓を患っていることが多いからというが
はてさて。


それにしても自称現人神は本当にタフになったなあと、感じ入る次第です。