身代わり呪符ができた経緯の話。
身代わり呪符というのは、すなわちですね弾幕に被弾した時甲高い音を上げるアレであります。
今でこそ、博麗の巫女などが未知の相手と戦う時くらいしか利用しない代物ですが
これが生まれた経緯というものは割とシャレになってません。
妖怪というのは人間の姿をしていても中で様々な寄生虫やらなんやらを飼っている場合があります。
多くの場合その妖怪にとっては無害なのですが、人間にとってはシャレにならないものばかりで
場合によっては昏睡状態とか、手足切断とかが普通にあるという代物です。
当然弾幕も当人があまり考えていなくてもなにか持っているケースというものがあって
もちろん悪質な場合は毒を付けるとか、忍者とかは馬糞を付けるって話もあります。
この辺は破傷風狙いということになりますか。
特に妖精は何も考えずにその手の物を混ぜることで知られています。
混ざると言うのが正しいかもしれない。妖精の性質が環境依存のため
生成される弾幕に毒が混ざることが多いというのですね。
街中での直接格闘が主に顔なじみ同志の戦いになるのはその辺の事情があります。
ある程度弾幕に安全性が担保されますと、直接のどつきあいもいけるという理屈であります。
弾幕にめったに毒を混ぜる奴はいないのですが、その辺について、毒を利用する自動人形メディスン・は
信じられないほど紳士的と言える方でありました。
そんなわけで、身代わり呪符が生まれた背景の一つがこうした被弾後の予後不良対策という
わけなのですが、八雲商事的被弾後「コインいっこいれる」形式になれた身としては
どっちがよいのやらと言う感じです。