今でこそ平和(?)な八雲商事ですが、かつては大ピンチがあったらしいです。
それはカネの問題ではなく、新興宗教の問題だったといいます。
まあ、現代では新興宗教なんてたくさんありすぎてあまり機能していないのですが、昔は中途半端な情報伝達力で
かなりの求心力をもった団体がいたらしいです。
そんな団体はその後テロを起こして一気に解体に追い込まれたということですが、彼らの企みの中で
博麗の巫女を暗殺するってのがあったんですね。博麗の巫女を人質にすれば、確かに政府とか他国の牽制になりうるので
確かに合理的な戦術であることは間違いなかったのです。
彼らにとって誤算だったのは博麗の巫女はその時から既に候補者を含め何人も居たことです。
まあ、理由は至極単純でありまして、要するに成長する前に死ぬからです。病気で。
当時の幻想郷のインフラでは、とてもじゃないけど病気になった博麗の巫女を救う手立てはありません。
そんなことなので、仕方なしに妖怪がいついて彼女の健康状態を監視するようになった。
これが博麗神社に妖怪が集まってしまう原因の一つになっていました。
一人で監視してもつまらないですから集団でたむろしよう、たまり場にしようってわけです。
とても合理的です。
今では八雲商事が介入できる範囲も緩和されてはいるのですが、それもつい最近の話です。
それもスペルカード実用化に寄る異変の激増によって起こったものですから
いかに八雲商事の活動範囲が狭いかご理解いただけるでしょう。
で、新興宗教ですが彼らの中には幻想郷とつきあうもの敵対するもので相当別れたらしいです。
そんなわけで八雲商事も武装することになった。このへんがうちの会社に物騒な連中が出入りするようになった
理由でもあります。一種のPMC化といいますか。
こういうのを見ていると色々しかたないのねと思うわけですね。