□月 ●日  No2948 ようやく自前の


 うちの端末の新機能でクロークカードが使えるようになりました。
 クロークカードというのはいわゆる射程ゼロの弾幕を利用しまして、
 物を持ち運ぶようにしたってやつです。


 初期のスペルカードでは弾幕システムで運べる弾幕の種類には制約がありました。
 あのスキマ妖怪でさえ、苦無を転送するのが精一杯だったのです。
 えっメイド長のナイフは違うのかって? あれは自分で投げてます。


 つまり初期の構造物は転送限界があったのです。
 状況が変わったのは自称現人神の参入で転送可能技術がかなり
 強化されたことにあります。月面人との戦闘で得られた技術が
 投入されたり、霊能局あたりの技術が入ってきまして
 構造体を転送することができるようになったのです。


 大師様の頃になるとクローク機能がかなり強化されて今までにない
 弾幕を使うことができるようになりました。


 そして我々が使える擬似スペルカードでも行けるようになったというわけです。
 まあちょっとしたものを運ぶとはいえザックに入れたものを
 小型端末にかくのうできるわけですから大勝利です。
 

 まあダメになった時のために小型ザックはやっぱり持つんですけどね
 あと追加端末。