□月 ●日  No4013


ミミ


 ミサイルの形状をした無人攻撃機であり、カテゴライズとしてはヴィヴィットと同一となっている。
 スタンドアロン動作が可能で、外部からのハッキングを防御、フレアなどを使用した自己防御機能を備える。
 当初は体当たりすることを前提に設計されていたが、月面との緊張が高まるとともに妖精輸送を
 前提とした設計に変更された。妖精を月面に送ることは月面人にとって毒を送るのと同様だったからである。
 しかしながら実際には輸送能力の問題から最終的なミッションはフリーダムとインデペンデンスの二機種によって
 行われた。インデペンデンスに妖怪変化を同時に送り込むことで防衛機能を補うとともに、
 大量の妖精を送り込むというミッションに有利だったためである。

 
 妖精は指数関数的に増加するため、一度多くの妖精を移動できれば月面人は対処不能となってしまう。
 また初期段階に駆除されることを防ぐために、隙間妖怪が広範囲攻撃を可能とする月面人を釘づけにもしていた。
 かくして妖怪変化の目論見通り妖精の輸送に成功した。


 基本的な機能としてはお役御免となったミミであるが、現在では一部妖怪の移動用にも利用されている。
 スタンドアロンで一回だけならスペルカードも実行可能であり、もしも大量投入されたら
 どんな妖怪もひとたまりもない。しかし継戦能力は極端に低いため一撃離脱が必須である。


 また、コストがかかりすぎているので大量導入できるかどうかは微妙な情勢である。
 この技術は他の妖怪の武装に応用されるようになっている。