妖怪変化が自然災害に巻き込まれた際、
顕界の公的補助が受けられる仕組みが存在する。
妖怪の住む場所が開発によって奪われたから復讐するという話が成り立たない理由が
この辺に存在する。
補助金要件を見ると大体の場合そこには次のルールがある。
税金を納めて滞納がないこととあるのだ。
妖怪変化の大半は税金を納めている。
地方税 住民税など多数の税金は普通に納められている。
ゆえに、妖怪変化も普通に補助金を得ることが可能だ。
補助金制度は多くはアナログで人間であることの証明書を
不要としている。
この仕組みにより、妖怪変化は大きな災害の時に
補助金を得ることが可能である。
きちんと市民として責務を果たしているのだから当然である。
当然のことだが、こうした関連の相談窓口が存在しており
と、いっても顕界の相談窓口と全く変わらないのだが
人間と妖怪が結構混ざって相談に訪れる。
場所はだいたいちょっと大きなショッピングモールあたりで
まさかここで妖怪変化が集まって相談とかをやっているとは
思うまい。まあそんなものである。