□月 ●日  No4395 排外主義の果て


 妖怪変化を労働力で雇い入れることに成功した某国が、今度はそれは
 別の国の人たちに広げていろいろやったところ、最終的に治安悪化
 デモだらけで酷いことになっているという話がありまして
 はっきり言ってかなりやばいことになってます。


 なぜかと言いますと、実はこの国が妖怪変化の国籍ロンダリングの起点になっている
 ためなのですね。この国が排外主義になってしまうと妖怪変化が正常に国籍を得ることが出来ず
 合法的に顕界で活動するにも問題が起きてしまうわけです。


 要因は単純な話で、外国人受け入れをあまりに無計画に行った結果
 中途半端な保護主義と相まって、格差が極端に広がったからですね。
 そんでもって、移民の人たちは搾取構造で生活が苦しいから文句をいい
 一方で中産層が崩壊して、社会保障は社会の上層のみ享受できる状態となります。
 そこに変な緊縮財政が加わればそりゃもう酷いことになります。


 そんなわけですが事態は深刻です。一番有力な国籍ロンダリング手法が
 吹き飛んだも同然なので、別の利用法を模索しないといけません。
 今のところ途上国での国籍確保ルートがありますが、信用が低く
 ここから外国人労働者のとしての就労ビザ取得へつなげるのは
 かなり厄介といえます。 


 まあ、政府が動いてくれたので、少しはましになったようですが。