□月 ●日  No4401 ソーレンさんの憂鬱


 霊能局で妖怪油すましとして活動するソーレンさん。
 かつてはアッシーくんと言われ、なんだかなあというポジションに甘んじていたとかどうとか。
 彼には今困っていることがある。
 燃料価格の高騰である。


 彼は乗り物に擬態して様々な移動手段になる。
 便利すぎるのだが、燃費が悪いことが多く
 金銭的には使いづらいと評判である。
 しかし本物の乗り物では不可能な挙動ができるとあって
 彼の使いどころはとても多いのだが。


 彼の所得は燃料価格に依存する。
 さらに、しかも彼には顕界での命蓮寺の運営があり
 そこでも下手を撃つと自分のお金が減ってしまう。
 何なら運営資金を利用すればという意見もあるだろうが
 これはこれでなかなか難しい。一応税金対策などもあり
 きちんと処理しないといけないからだ。


 ここで問題が起こる。
 彼にとって燃料は食料だが、世間一般ではそうではない 
 勘定科目が違うから処理が大変なのである。


 そこで彼は専門の弁護士と会計士を雇って対応しているんだと。 
 すごく大変びっくりしますよ。

 最近は燃費向上のため最新鋭の自動車などの研究にも余念がないソーレンさん。
 彼の明日はどっちだ。