□月 ●日  No4693
 
 こんにちは櫻崎です。
 今日は霊能局のお仕事についてちょっとお話します。
 霊能局とは宮内省の下部組織ですが、表向きは公安または警察とも
 関連のある組織となっています。正直ややこしいのですが、やっていることは
 相手が怪異の場合はとりあえずここって意味で、内閣府防災みたいな
 カテゴライズとなります。常駐隊員と、外部省庁から担当者をよこしてもらう
 ことがありましてここが複雑と言われる理由です。
 大災害時は長まで変わってしまうのが霊能局です。局と言ってますが
 これは慣例的な表現です。

 さて、やっていることは既に説明の通り怪異に関するエトセトラのうち
 治安等、人間社会への深刻な悪影響に対応する業務ってことになっていますが
 その中でも荒事などが多くなりがちです。最近の顕界の異変とは
 ほとんどテロと同義になるからです。 やりかたもテクノロジを利用するのに
 なんの躊躇いもないのですね。躊躇う輩は幻想郷で楽しく暮らしていることでしょう。

 特殊詐欺の胴元だったりもしまして、とても厄介な存在です。
 ただしこれは反社活動を行ってきた怪異たちの流れとしては
 普通の流れとなるので、その意味で公安や警察の一部を兼任するのも
 当然ということになります。実際警察や公安の出身者が多いのも特徴です。

 私たちの業務はというと割と攻性的なところがあり、そうした怪異を
 捕獲拘束を行う業務が多くなります。もっとも怪異といっても
 現代においては携行火器の火力が高いためそうそう相手も
 派手な破壊活動をすることは減っています。大体の場合は
 散弾銃で一撃でやられるから当たり前ですよね。