□月 ●日  No4715 政治的に正しいゾンビ退治

 こんばんは櫻崎です。

 まあ、動く死体があるっていうじゃないですか? ゾンビってやつですか
 あれを実際に退治するっていうと色々と法律の壁があって今回はその話をします。
 そもそも動く死体は死体じゃないです。

 そうなると脳が侵された病人って扱いになります。
 徒党を組んでいたとしてもゾンビには当然人権があります。

 有無を言わさず射殺したり、焼いてはいけません。正当防衛でなんとかできるって
 ところですがリークとかされたら批判のそしりを免れません。
 対応方法は基本捕獲で隔離病棟で治療です。
 
 えっ、解決になっていないですって?

 たとえばゾンビが法的に死体と認められていた場合死体損壊になるんですよね。

 これが実に厄介。
 ほかには、死んでないから相続が発生しないとか、その辺の問題もありまして
 過去にもゾンビを捕獲したままでいれば年金を延々と受給できるってんで、

 年金詐欺とかもあったんだとか。

 後見人制度を利用すれば、本人の預金も利用できます。
 暴れたりとかも認知症の症状で役所の職員を丸め込んだ事例もあります。

 なのでゾンビ退治というより年金の不正受給案件で私たちの下部組織の人が
 乗り込む場合もあります。 この場合は、防護服を着用しての対応です。
 まあゾンビと言いますが、法的には病気扱いです。
 
 この辺は法律の不備ですが、生きた死体はいないことになっておりますから
 この辺が複雑ってわけです。