幻想郷の病気が顕界に出回るインシデントは結構な頻度で発生しております。
特に厄介なのがインフルエンザです。所謂インフルエンザウイルスが厄介で
独自の変化をしてしまった状態で顕界に出回ると確実にパンデミックします。
新型扱いになるっていうのが最悪です。ワクチンもほとんど効きませんが
一応幻想郷内でもA型B型などの既知のウイルスについてはワクチン投与されます。
そのため幻想郷に出入りする人間の疾病は即座に共有されています。
特別な能力を持つ妖怪などを除き一般職員はこのようなルールがあるため
幻想郷と顕界を自由に出入りする人は限られます。
というかめんどくさくてあんまりいないのです。そこである程度出張ということで
数か月とか単位での滞在がメインとなります。
列車に乗る人もいますが、その人たちは社内構内である駅舎から出ません。
駅舎から出てしまって検査のオンパレードはたまらないわけです。
とはいえインフルエンザは最も厄介な病気の一つです。
冗談抜きで幻想郷を全滅させかねない威力があります。
月面人とかもくらったらひとたまりもないと思うのですが
彼らは治療方法を一応確立しているみたいです。
まあ薬屋からもらうとしても検査が重要なので簡単ではないんですけどね。