□月 ●日  No4788

 幻想郷出張中に第一種防疫体制が発動しました。
 顕界で流行り病が出たとかでの対処とか。
 この状態では一般社員は幻想郷の行き来が出来なくなります。
 実は幻想入りについても徹底的に取り締まりが行われます。
 この時期に幻想郷に入った人は実はラッキーです。
 今なら無条件強制送還です。
 つまり五体満足で脱出可能です。

 しかし、流通を止めるわけにはいきません。
 そこで切り札が発動します。
 霊能局は、だいぶ前から命蓮寺の地下に住んでいる連中と
 コンタクトを取って彼女たちを行き来させているようです。
 また、命蓮寺の連中もその手の移動に特化したタイプの
 妖怪がいますからその点は問題ありません。

 では我々はどうするのか?
 切り札一号がこれから大量投入されます。
 たくさんのメイドロボ ヴィヴィット級です。
 彼女ならそれなりに戦えるはずです。しかし行く先々で
 防疫処理、さらに除菌処理などが行われるので
 実は損耗が激しい問題があります。

 そこで幻想郷現地の人も非正規で雇います。
 原則アルバイトは使わない八雲商事ですが、
 炎をまとう彼女なら大丈夫です。彼女なら無理に顕界に出る心配もなく
 やってくる妖精もきっちり焼き払ってくれるでしょう。