■月 ●日  No4881 管理者責任

 あーうん、なんで浅間がここで入院しているわけよ。
 聞けば大したことがない風邪だし、本人も暇持て余しているようだし。
 いや、こいつはここでしばらく隔離したほうがいいか。 

 中有の道から戻ってみたら浅間が倒れているので、端末だけ届けてくれと
 言われて、おいおい病室まで仕事させる気かとあきれていたが理由はすぐわかった。
 暇で暇で仕方ないから仕事で心を落ち着かせているのな。
 しかもいつの間にかアフロのおっさんがボスに絞られているし
 いったい何が起こったんだって感じだわ。

 

 病院に行ったら、一応隔離されてる浅間が携帯ゲーム機やりながら
 手を振っていやがる。 聞けば黄昏酒場でお酒やるから手伝ってっていう
 依頼にのこのこついていったとのこと。
 あれ、その件って確か上長の許可がいるはずではと。
 聞けば体調に問題がなければ許可って流れだったとのこと。
 だけど体調が悪くてもお酒で何とかなるので仕事をしていたと。

 

 まあ、それなら次に起こることは大体見当つくなと思いつつ
 会社への帰途へ着く。できるだけそろそろと、幽霊のように。
 ちらみしたそこには閻魔様の怒号と、正座している甘粕とボスと魂魄の三人が

 いたのでした。