■月 ●日  No4919 サバ

 魂魄は一見するとストイックな剣士ってイメージですが、ぶっちゃけ今の彼は
 全身武器庫っていうしかありません。刀も使いますが、分身、銃器、ドローンまで
 なんでもござれな戦い方をしています。

 そして意外と電子機器にも明るいというある意味スーパーマンです。
 まあ、それもこれも自分の趣味のためであり、実態を知る現お庭番からは
 「こいつ大丈夫か」とか「迷惑かけてないか」とか色々な方向で心配されている始末です。
 本人に言わせれば余計なお世話ですが。

 彼らは顕界の妖怪退治もやっていたそうで、黄昏酒場の別の店で
 彼の活躍を聞いたのですが、まあ大体ろくなもんでもないです。
 いつもアフロのおっさんと、霊能局の陰陽師とつるんで活動し、
 手に負えない妖怪変化もやすやすと潰していたらしい。
 ここまでが前提。 

 まあ今日の本題は彼らの思い出話に出てくる小兎姫の名前。
 少なくても陰陽師にしてもアフロのおっさんも写真ではかなりわかいのだが
 そこに一緒に映っているのは小兎姫のようである。
 アフロのおっさんに見せられた年代物の写真はたしかにそのとおりである。
 「母親ですか」と尋ねたら あっやべって表情をされた。
 
 あっ。(察し)