■月 ●日  No5083

 アルター建築にはなんと確認申請が必要である。
 幻想郷でアルターを設置するべきではないかと思う方もおられるが
 幻想郷のほうがノイズがおおいんだそうで、失敗率が跳ね上がるらしい。
 と言っても一桁パーセントくらいなんだが、事故って高価なアルター
 吹き飛んだら大損害では済まないので顕界で設置するのだ。

 たまにアルターの残骸が残ってしまうケースもある。
 間抜けなパターンではステンレス製の棒が砂漠のど真ん中に
 置きっぱなしにしたために聖遺物扱いされてしまったケース。
 こうなると回収はとても難しい。雅にやっちまった案件である。

 そんなわけで今回紹介するのがうちの会社の法務部です。
 弁護士さんや建築士など、法律を扱える人間やら妖怪がいます。
 まあこいつらも普通に何かあったら研修もしているというわけ。
 もちろん、朝倉が基礎設計したものを建築物として認定を
 取るしかないので、工作物扱いにしたり、色々法的に
 クリアーにしてから設置します。大体の場合は仮設建築物
 扱いにして確認申請を免れるそうですが、土台などは確認申請が
 必要です。つまり外周の建築物などです。
 
 まあうちの法務の連中は結構発言力が強く、妖怪にも
 結構強気で出る感じですね。
 この前もムカデ妖怪に法律語ってましたし。
 寧ろ納得するムカデもすげえって思っていましたが。