■月 ●日  No5104
 
 ドカ雪対策に妖怪とかは必要なのかって話ですが
 大体の妖怪は寒波はコントロールできても雪はコントロール困難であることは
 意外と知られていない事実です。つまり雪女とかはは
 実は雨と風と寒波の三系統をコントロールしてるわけですが
 ここで問題があります。
 
 寒波は熱交換で生み出しているのでどこかで熱は出るんです。
 これを無意味に放置すると雪女の躰がどんどん豊満に
 いやそれはさておき、当然排熱は発生します。
 まずこの排熱は、身体保護とか、自分の体が
 冷気で不安定になるのを防ぎます。
 
 それでも熱が余る場合はどうするのでしょうか。
 つまり雪を解かすのに使われます。
 なんだそりゃーってみんな思いますよね。
 そこで雨と風を自社で用意すると、排熱がシャレにならないことになります。
 こいつをですね、何かしらの方法で蓄熱しますと
 結構な温度になるんです。そいつを雪女の懐炉と名付けて
 連中ちゃっかり外貨を稼ぐ手段に使っております。

 元から美人が多い雪女たち、
 熱をチャージしてもらえば固定客ゲットってわけです。
 この懐炉を求めて殿方がひび行列を作っているわけですね。
 ちなみに氷雪異変のとき、その供給元をメイド長がどついたので
 メイド長はかなり恨みを買ったという話を聞きました。

 しょうがないので、文句を言っているおっさんのおかみさんにチクりました。
 メイド長とのコネは以上です。