■月 ●日  No5118

 現在八雲商事では風見女史など、生産系をつかさどる妖怪変化,カミたちが
 集結して、今年度の運営会議を行っている。物資輸送が滞ることも考慮し
 本年度は、備蓄比率を向上させることで決定、一部備蓄については
 論理保存を行い、八雲商事の論理保存ストレージに放り込む。
 
 論理保存ストレージとは、倉庫を作るスペースを確保しづらいわが社の
 切り札である。言っちまえば、倉庫の面積を減らすことが出来る代物
 圧縮率はなんと三分の一である。また取り出すのも比較的容易。
 こいつを使って食料を備蓄するのだ。まあ弾幕保存領域のクソでっかい版である。
 こいつを膨大な魔力(人力or妖力)で維持する。
 この辺の発電マシンについてはあとで取り上げるとして
 
 まあ言っちまえば幻想郷に物資を運ぶ際に最大の問題となるのは
 生産能力を奪うような輸送はNGということである。
 ちょうど産業革命化の北欧と植民地の関係になってしまう。
 市場として成立してほしいので奴隷にはしないが、経済的に支配って
 あれである。こんなことが許されるわけがない。

 んで今回のような会議となる。まあ顕界の供給能力とか
 資金的問題とかいろいろもろもろあって送る費用を計算する
 って流れである。論理保存ストレージには致命的欠陥があり
 顕界で運用するととてつもなく燃費が落ちるので結局送り方は
 列車のままである。
 まあ基本変わらないがな。