■月 ●日 No5162
わかってはいた話なのだが、ペールは所詮顕界の婦警である。
その部分がヴィヴィットとは違う。戦い方も顕界の知識であり
幻想郷の思考回路ではない。霊能局の関係者ではあるが、所謂
払下げと言われている者であり、小兎姫のような荒事などを得意と
しているわけではない。
ゆえに一般人相手にこうして大けがしているわけで。
しかも 言葉遣いがとても変である。どうも言語回路の故障によるもの
だそうで復旧に時間がかかるとのこと。
幸いなのが、この言葉遣いが変すぎて妖怪たちの受けがとても
よいのである。というか良いのはいいのだが、みんなが真似をする
厄介な代物だ。つまるところミーム汚染が幻想郷内部で起こっている。
つまり最高にポンコツなのだ。もうポンコツ過ぎて一部の男子の
ハートをばっちりキャッチしているのだ。
朝倉が見たが絶対発狂するであろうことは想像に難くないだろう。
こうなると、絶対引き合わせてはいけない人物がいる。
博麗の巫女たちだ。絶対何かちょっかいを出してくる。
とりあえず私は身を隠すことを決意した。
絶対ある意味危険地帯である。