■月 ●日  No5175

 現代において妖怪変化を斃す手段はどんなものがあるのでしょうか?
 まあ言っちまうと、過剰火力で斃す。これにつきます。
 これで概ね片が付きます。いやあマジでこれが最強です。
 冴月さんがライフル銃を使うのもその辺が理由です。仮に体の一部を欠損させても
 連中は自己修復しますが、連続であちこち破壊すれば復帰時にほぼ確実に
 ノイズが混じります。

 お約束としてダメージを受けた妖怪変化が異形の姿になるケースがありますが
 はっきり言って、その状態になった妖怪はとっくに詰んでます。
 だってそうでしょ。いかにも目立ち私を攻撃してくださいって言っているような
 ものですから現代ではただの酔狂です。

 それでも異形になるのは、姿かたちを定義する仕組みに損傷が出ているためであり、
 もちろん必要に迫られてやっているケースもありますが、だいたいそんな姿になったら
 鈍重になり、余計に攻撃が当たるという悪循環です。
 ちなみに本当にうまくやっているのは某アニメの理想の上司たる宇宙人だと
 私は思っています。あれが本当は理想に近いですが、あれも現実は
 きっついです。

 現代ではわざわざ近づいて攻撃なんてナンセンスです。
 冴月さんや朝倉、北白河さんなんかは超ロングレンジで攻撃を仕掛けます。
 数キロメートル先で精密射撃をしてきます。回避してもいいように飽和射撃または
 散弾などで足を止めにかかるでしょう。 
 結局火力であり、私たちはこれをデルタ式って言ってます。