■月 ●日 No5177
最近では幻想郷内部から顕界にお金を稼ぐ手段が増加しており
それらに対する所得税制が問題になってまして、例えば狸どもがやっている
仮想通貨のマイニングなんかが社会的に問題になってます。
これらのマイニングは様々な仮想通貨が仮にほとんど利用者がいなくなっても
暗号の有効性を担保する存在になっており、社会問題として認知されているが
なくすことが出来ないというジレンマに陥る要因となっております。
これはですね、某国よりも電力が安いっていうのが大きな理由です。
電気は貯めるのが難しいことは一般常識としてありますが
幻想郷の場合特殊事例があります。廃棄スペルカードから生み出される
エネルギーなんかがその筆頭格と言えます。スペルカードは
ある意味電池であり、術者と電力があれば量産が可能です。
しかもスペルカードは劣化するんです。
だから異変のたびに博麗の巫女たちは違うカードを使用しています。
もちろん前のままにしている者もいますが、よほどのことがない限り
リフレッシュが必要です。そんな酔狂なやつもたまにいるけどね。
で、マイニングなんですが、まあ先日規制が入りました。
さすがに月面人たちが参入したのがまずかったというかですね
どう見てもこれが今起こっている異変の原因だと思うんですよね。
そりゃさ、富が月面人に吸収されているとあっては顕界の人間は
黙っていないわけじゃないですか。いや以前からもその傾向があったんですが
そのころはただの陰謀論扱いだったのです。だけど暗号通貨はそうはいかなかったのです。
つまり廃棄スペカという電力があり、月面人のクソハードが合わさり
サイキョーに見えるってあれです。
うん、誰が見ても自業自得ですね、今回の異変。