■月 ●日 No5205
幻想郷で建築物を作る場合の制約の話。
八雲商事の社屋は法令上大使館と同じ扱いであり、建築時は顕界の法律に
縛られます。つまり確認申請なども必要であり、特殊訓練をした検査員が
中間検査や完了検査をしているのですね。
まあやっていることは顕界の確認申請と同じで、今日確認申請の人来るからね
って列車でやってきて普通に検査して帰る。
危険はないのかって言われるかもしれないが、だいたい安全性確保されてから
来るからあまり問題はない。
八雲商事の建築物は耐火構造が義務づけられており、実はカーテンなどに
至るまで防炎処理が必要です。これは幻想郷内部だけの特例措置となっています。
やたら火災対策が充実しているのは、八雲商事から妖怪の山が燃えては
いけないためです。消火プロセスで家屋の存在が明るみになってはいけません。
つまりですね、幻想郷に八雲商事の施設を作る時は顕界と全く同じ
プロセスで開発しているのです。ちなみにこの時妖怪の技術者を
同行させて、知識を学んでもらうことも忘れてはいけません。
ということで今日は新しい取引先のほかに確認申請の担当者とあいさつしたので
こんな話をしましたとさ。ちなみに社屋のリフォームを行うときもお願いしないと
いけないのですよね。