■月 ●日  No5230

 命蓮寺の連中って実のところ顕界に残った勢の方が人数が多いんですよね。
 とても特殊な連中で、幻想郷にも顕界にも拠点があるわけです。
 霊能局に武力を提供しているのも命蓮寺の連中と言われますね。
 そして、あの聖に似た化け物が顕界には数人くらいいるわけですわ。
 というか絶対いい厄介払いだろってすら思っている。
 トラ以外は概ねうさん臭いんですわあいつら。
 トラは・・・うん。

 で、霊能局の連中と呑みに行って大丈夫なのかって言われたそこのあなた。
 まあこの日の任務は薬屋から預かった薬を渡すことでした。
 なにせ私が人体実験の被験者だったわけだからまさに完璧っ。
 病気にかかっても苦しまずに中有の道へごーつーへるできるとあって
 私って一体って思ったりします。

 まあ、実際には中有の道には行かないし、特に問題はない。
 ただ安全であるというエピテンスが欲しいだけなんです。
 だからいろいろ安心だ。
 そしてなにより飲み薬であるってところがじつによろしい。
 痛い思いしなくて済むのはでかい。

 そんなわけで、これで境界付近の勤務は割と安心になりそうです。
 まあ、顕界から病気を持ち込んだら幻想郷は確実に全滅だから
 もう必死でしたよ。薬師やってるメディスン女史に依頼して
 許可のもとで、ジェネリック医薬品を作りまくったというね。
 まあ悲しいかな顕界には配れないんですよね。
 月面人が作った薬なんてろくなもんじゃないってのが常識ですから。
 金持ちすら寄り付かないってところがお察し案件であります。
 

 

 

 

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