■月 ●日  No5242

 河童たちに会いまして世話話をしてきましたが、水中でちょっとしたトラブルが
 あったらしくてあっという間にお開きとなりました。
 河童たちには重要なお仕事があります。 それが排水施設の管理です。

 幻想郷において、水の扱いは色々めんどくさい。
 というのも水が滞留しやすく水はけが悪いからである。
 つまるところ排水がネックなのだ。 もちろん、水の一部は地底に運ばれる。
 発電用蒸気タービンにまわされるものもあるし、地底の都市群の維持にも回る。
  
 んでどうするかっていうと、一定まで溜まった地下水をさらに深い地底に排出するのです。
 水漏れ地球って言うんですか? そんな感じ。
 で、地底の高温で再び熱せられて、水蒸気の形で外に排出されることにより
 顕界にも水資源が飛んでいくという流れであります。
 まあこの量がちょっと多くなりすぎて、あっちではゲリラ豪雨の原因になっている
 ことは秘密だ。この件については河童どもが自分たちのタービンを回したいがために
 計画量を超える運転をしてくるからなのだ。

 もちろん、度が過ぎれば地底に住んでいる鬼たちやその他住民。
 井戸妖怪たちに袋叩きになるわけで、そんなことがあるから地底の
 異変の時に河童たちが出張ってたんですな。

 結局地底湖底に枝が詰まったらしいと聞いてなんだかなあと思った次第でした。
 ふつう浮くのになにがあったんでしょうね。



 

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