■月 ●日  No5275

 顕界で妖怪が発生するよりももっとやばいのが妖精です。
 顕界で妖精が顕現するだけでもかなりやばいので、
 出たら大騒ぎです。ましてやチルノ型は危険極まりないです。
 まず確実に大規模な竜巻が発生し、経済的な被害が計り知れないからです。

 彼女が出没すると周囲の大気の状態が不安定になります。
 落雷や突風、ゲリラ豪雨が発生しやすくなります。
 もっともそのような条件下であるからこそ妖精が顕現しているとも
 いえます。こうなると卵が先か論争となるでしょう。

 チルノ型を発見した場合は一刻も早く退治ではなく駆除となります。
 色々と思うこともあるとは思いますが駆除しないと
 下手すりゃ人が死にます。文句なく顕界でもっとも危険な妖怪は
 氷妖精なのです。

 そんな氷妖精の出没が観測されたため、近くにいる関連担当者は
 現地に急行することになります。
 ただし、ここで、退治直前に確認作業が入ります。
 ここからが厄介なのですが、見つけたら即射撃できないのです。
 なぜかって? 渇水状態の場合は数時間放置するしかないのです。
 役所の身勝手には呆れかえりますが、あっちもあっちで苦渋の決断だったりするので
 本当面倒ですが数分程度待機します。

 そこからは、流れです。