■月 ●日  No5282

 時はバブル経済と呼ばれた時代。土地の乱開発がありました。
 当然その中にはパワースポットと呼ばれる場所もありまして
 そこで何か出土しても平気でコンクリートで埋めたりしました。
 だって工期が遅れるんだもん。

 まあこれがですねパワースポット封じでは概ね最適解なんです。
 知られていなければパワースポットじゃないんです。
 えっ?それはおかしい? それが通るんです。
 大半はこれで問題が解決します。

 もちろん、工事中に抵抗に成功しちゃったって場所はあります。
 彼らだって必死です。完全に埋まってしまったら、
 自分たちの存在がわからなくなります。
 だから決死の抵抗を見せるのです。
 えっ?もう死んでるって? 言葉のあやっすよ。

 で、そういう物件はおおむね一宗教系団体がなんとかしちゃうんですが
 それでも何とかならない時、霊能局が出張るのです。
 まあ、出張るというより制圧するって表現のほうが合ってますがね。