■月 ●日  No5303

 黄昏酒場ってだいたい何かの副業をやっているせいか、酒場のほうが
 副業ってパターンが多いです。幽霊とか妖怪とか、あの手絡みの仕事があるとか。
 警察の応援とか色々やばそうな仕事ばかりなのがちょっとアレですね。
 だいたい黄昏酒場の店って個人経営のくせに妙に設備関連が豪華なんです。
 まあ、安くやっているって噂もあるんですけどね。

 それはそれとして八海山先生、なんで私を巻き込むのですかね。
 常連の好だって?いや、否定はしないけど面倒ごとに巻き込まないでほしいです。
 内容的には、顕界にいる天狗たちの状況確認とのことですよ。
 実のところ混怪の活動制限があって、情報収集が若干スムーズでは
 なくなっているらしい。

 てなわけで現地に行ったのですが、情報収集がなんだって?
 情報が古い?そういうレベル? 
 まず言いたいことはですね、妖怪が顕界の暮らしから隔離して独自の文化圏を
 築いているっていう思い込み。それがそもそも間違いなんです。
 
 てなわけで天狗たちはオンライン飲み会をやっていたのでした。もうね。
 そして私が来た理由もわかりました。要は新しいパソコンの調達だったんだね。
 うん、これでいいんだろうかね。