■月 ●日  No5369

 火災というのには概ね三種類の分類があるのですが、八雲商事の場合
 行政の指示で、第四の火災が想定されております。
 
 まずA火災です。これは普通の火災。 木材とか紙 衣類が燃えるもので
 幻想郷の火災はほとんどA火災となります。

 B火災は石油やガソリンなどの可燃性液体とか油火災が該当します。
 水をかけるとろくなことがないので別分類です。
 
 C火災は電気設備や電気器具の火災。感電のおそれがあるのでやっぱり
 水での消火は避けたいところ。窒息による消火が有効であります。

 でもう一つの火災が、D火災。魔力による火災です。
 まあ詳細に分類すればA~Cに該当するわけですが、人体発火とか
 ならC火災相当、その他一般的なスペルカードの大半はA火災です。

 ではDとはなにかというと、メトセラ娘こと藤原のアレとかヤタガラスとか
 のためにあるようなやつです。自分の魔力が内燃機関になっているので
 消火が困難なやつ。しかも窒息させても効果が期待できないのですね。
 むしろ激高させて逆効果と。

 つまりD火災と言うのは相手を宥めてどうにかする火災なのである。
 だから消火器ぶっかけるんじゃねええ。