■月 ●日  No5438

 最近燃料費高いですね。八雲商事の列車って山がちな幻想郷用に
 気動車ばっかりなんですがこれがどっかの払い下げばかりなので
 どうしても低性能アンド燃費最悪なんですよ。
 それで、岡崎先生が列車の燃費向上のため魔術を使用した出力を稼ぐ装置を
 採用して性能を上げましょうってのが今回の話。

 実はすでにいくつか配備はされてまして特に傾斜がきつい場所に
 運用されてはいたんですが、なにせ電気モーターですから
 扱いやすいかといわれるとうーんなんです。
 トルクは高いのですが、すぐにバッテリーがなくなってしまう。

 んで今回は新しく開発してしまったというわけです。
 自動車メーカーのOBさんとか連れてきて、平均年齢が
 やたら高い研究ラボができましたが、彼ら予算があれば
 水を得た魚のように仕事をしてくれます。どんだけ顕界は研究開発費
 軽んじているんだと。
 
 もちろん岡崎先生たちが基礎研究をしていたし、戦車の技術で
 小型化の算段をつけていたってのが一番大きいですね。
 バッテリーはさすがに幻想入りしたものを使用するってわけには
 いきませんでした。低コストでってなるとどうしても現行品になるんです。