■月 ●日 No5542
みんなおばん。まな板やで。妖怪退治をやってる国家組織ってのは色々あってな。
うちらもいろいろ交流しているんや。
まあ有名なところは大英帝国や。あそこは普段から紅茶キメてるとこだけに
やってることはばっちり紅茶ガンギマリやで。
その中でもうちが一番尊敬している魔術師がおるんやが、もうネットミーム化している
あの人や。小説家兼兵器開発者、おまけに会社社長という対妖怪相手に立ち回ってるのに
最高に目立ってる奴や。当時のバケモノたちもびっくりや。無理に隠れる必要なんて
なかったんやって気づかせてくれたんや。
面白兵器も多いんやがやっぱりあのパンジャンドラムやな。だけどこんな武器は
ただの珍兵器や。むしろ対空聴音装置とかのほうが意味があったな。戦闘機を探す
触れ込みだったが本当はバケモノを探すラップ音センサーだったんや。
グラスホッパーは本当に効果が高い兵器や、大戦時は米帝が導入して大いに活躍したんや。
この30秒足らずで全弾発射する構造は疑似カードの一部に導入されたっていうから
わからんで。
ほかにも飛行機相手と言いながら妖怪相手用に特化した火炎放射機「コカトリス」も
あるで、200フィートという射程は爆撃機には足らんが妖怪変化たちには
すごい脅威だったんや。人間に反抗した吸血鬼はこれでほとんどやられてもた。
装甲車一台に屈強な吸血鬼がやられたんや。マシンガンまでなら大丈夫だったんや
けどなあ。その後マンハント用のガンシップでトドメ刺されたんや。
まあ動画でおもちゃになってるのをみてちょっとムッとしたのも確かや。
できたもん知ってるから仕方ないとも思っているけどな。