■月 ●日 No5615
久々のスクランブル発進や。まな板やで。たまに出現する有害鳥獣という
名前の妖怪変化をこの世界で退治する方法や。
退治と言っても一応は現行法があるからな。殺しちゃまずいんや。これが前提や。
重要なことはあくまで法に則ったことをすることや。
あと派手な活動も禁止や。派手になると一気に注目を浴びるんやが、現代では
それはすぐにカメラに納まるんや、せやから相手もカメラをかなり意識した
立ち回りをするんや。
カメラ持ってる奴に向かって攻撃なんかしようもんなら、たちまち生活圏が
特定されるのは自明の理や。だからうちらの活動は超じみーなんや。
びっくりするほど地味に、お互い地味な活動で相手を追い詰めていくことになるで。
中には犯罪組織と結びついている輩もおるが、ちょっと前は大流行だったが
今じゃそういうのも全然や。目立ちすぎるってのがあるんやな。
度を越えて目立つと今度は世間から攻撃されるんや。自分のところに利益誘導を
露骨にやった半グレが素人からサイバー攻撃される世の中や。
その逆もあるんやが、だいたいそんなことをしたら素人から攻撃をされるんや。
それでもたまには荒事があるんやが、その時、人間の動きのギリギリのラインを
突くか観測できなくするかは必須やで。
今回もそんな奴だったが、地味なスネアで逃亡車両をパンクして捕縛する
しょっぱいやりかたしとるで、ひらのんなんかほとんど陰陽玉を光学迷彩で
隠しているからな。こんなもんや。