■月 ●日  No5671

 八雲商事が使用する列車ですがその維持方法は顕界と全く変わりません。
 実際問題として鉄道会社から部品を購入して、線路整備は顕界のものを使います。
 線路整備やってる人が幻想郷で仕事をしているなんてしばしばです。
 それってどうなんだと思うそこの君。だって普通に線路ありますし。
 ただある程度幻想郷内部深部に移動すると、やっている連中が現地人になります。
 しかしながら機材も、教育も顕界と全く同じなわけで、普通に同じように仕事を
 しております。

 このように一見すると幻想郷と顕界は博麗大結界によって仕切られておりますが
 ある部分で、それはかなりゆるゆるな運用になっています。
 これはひとえにコストの問題です。特にテクノロジレベルに大きな開きが
 生じている昨今では、無理やり古いものを使い続けることはコスト面も
 そしてなにより、災害への対処能力面でもマイナスです。
 
 そして意外と思われるかもしれませんが健康被害関連の知識は顕界と
 ほぼ同等にする必要があります。特に幻想郷はブラウンフィールドと呼ばれる
 汚染地域がひとたび発生すると、一気に生活可能範囲が小さくなります。
 ゆえに環境立法周りは顕界と互換性をもたせるように博麗大結界が調整されています。

 このように最近の幻想郷は博麗大結界をかなりフレキシブル運用できるように
 調整改良が重ねられます。ほら顕界でも連中が出稼ぎをしている形跡が
 増えているでしょ。