■月 ●日  No5681

 昨日の続き、小兎姫のそのことを話したら現実はもうちょっと低次元だったって話。
 言っちまえば普通これだけ効率が悪いって思っていた戦術を結構多用されていたと
 聞いてしまって、いくら何でもそんな頭の悪いことってぼやいていたら、それは
 彼我の戦力を理解しているから言えることであってあなたのほうが非常識ときたもんだ。
 まあ、そうかもしれんね。

 んで新しい高性能な乗用車が出るたびに同じような効果を期待する奴は
 マジで後を絶たないらしい。効果があるんじゃないかとか、現代科学なら
 奴らを斃せると本気で思っているんだとか。
 そもそも妖怪も現代科学を利用するって事実を結構すっとばすことが多いそうだ。

 だいたいさ、テレビからはいよる姉ちゃんだって、あいつだって現代の
 テクノロジの産物なわけよ。もっとも彼女の場合はカセットのダビングは
 技術的に封じられて、配信しようと思ったら思いのほか暗号が厳しくて
 やろうと思っていることをことごとく封じられていて、ディスクがコピーできる
 ようになってさあ自分の復活だと思ってハリウッドに打って出たら、すぐに
 ハードディスク録画に切り替わり、ディスクはハイビジョンになって自分の
 せっかく覚えたエンコード規格が使えなくなったとか、もうかわいそうで見てられない
 わけよ。

 話を元に戻すと、小兎姫に同じことをやったらやったほうが死ぬ。
 もちろん自分も例外ではない。