■月 ●日  No5726

 月面人の皆様に至りましては、できうる限りうちの社員による
 精神汚染にはくれぐれもお気を付けいただけますよう心より祈念いたします。
 おめえだ魂魄っ、もう看過できないから現御庭番を召喚したところ
 修羅場になった。もちろん許可はとってある。当然だ。

 まず今の状況を説明しよう。確かに綿月妹はすっかりプロフェッショナルになった小兎姫の変容と
 薬屋の下で割とサバイバルに成功している兎の姿を見て、比較してしまったのか、自信を無くした
 ことは理解可能である。
 だが、その対処方法を魂魄に尋ねたことは間違いである。
 完全におちょくっている魂魄は相手の気持ちに立たせるとの主張の元で、綿月妹に
 バニーガールの衣服を着させる暴挙に出た。早着替えのスペルカードコードまで送り
 相手に考えるいとまを与えないのは見事である。
 
 だが、その姿を見たうちの別の社員がセクハラだと悲鳴を上げたので
 こりゃあかんってことになった。度が過ぎているので、現御庭番を召喚。
 いつかはやらかすであろうことは予測できたため、あらかじめ仕込んでおいたのだ。

 本人は最初は困惑していたがすぐに事態を呑み込んでくれました。
 んで今に至る。「裏切ったな」とか言われたが知るかボケ!