■月 ●日  No5936

 霊能局の一部業務の中に妖怪向けの法テラスあっせん業務ってのがありまして
 妖怪であっても顕界に住む場合は顕界の法律やルールを守りましょうっていうのが
 現代の共通認識です。これは世界中どこも同じ。

 たまに人間に危害を与える触れ込みの妖怪が救国の英雄になってしまうケースも
 ありまして、現代ではヒットアンドアウェイのゲリラ戦が強いとあって、セントジャベリンで
 戦車を破壊しまくってこいつなんとかしろって云われる場面もあります。
 こちらとしては「知らんがな」というしかないそうです。
 
 そもそも論ですが、妖怪はこの国以外にも普通にいるって事実を理解したくないところは
 結構あるようです。一神教とかやってるところはかなり大変みたいですが、「使徒」とか
 色々な言い回ししていてうまく折り合いをつけている国はたくさんあります。
 その点は我が国は楽と言えるでしょう。

 因みに海外から流入する妖怪が問題を起こして移民問題に影を落とすなんてことも
 ありますが、だいたいは警察でなんとかなっているっていうのも、もはや人間と妖怪の
 境界ってほぼないんじゃと思う根拠であります。