■月 ●日 No6319
幻想郷における薬屋は実のところそれなりに有名である。
最初のころは危険人物扱いとなっていたが、看板娘である兎の妖怪のお陰で
知る人ぞ知るのポジションであったが彼女の株を大きく引き上げる事件が
過去に起こっており、それは同時に博麗の巫女たちのアンテナの低さを
露呈する案件となっていたのであった。
それは薬屋が通ると、吸血鬼の発生が減るというもの。
嚙まれると眷属になるとされていて、ヴァンパイアの主人がそれを聞いたら
ひっくり返りそうな案件だ。
そんな彼女たちが夜な夜な野犬を集めて何やら儀式をしているという
噂が立っていた。仕方ないので我々で様子を見に行こうって話になり
様子を伺っていたが。
どうみても狂犬病の予防接種です本当にありがとうございました。
いや無料はまずいだろって話になり、そこから永遠亭の話が合ったり
特異体質になったりと色々あったものです。
因みに半年後、異変が発生し、博麗の巫女の介入を受けたわけですが
彼女がいなかったらヴァンパイアの主人もここまで幻想郷で暮らせなかったのだろう
と思うと色々不思議な縁を感じたものであります。